♪♪♪~(ジョーのテーマを口笛で演奏中)
あしたのジョー
↑ イラストは、アニメ版を見本にした。
漫画版より大人びた顔をしている。
お調子者度も高くなってるけど。

ジョー役のあおい輝彦は、最初はどうかと思ったけど、
聞き慣れてくると、はまってるかもと思えてきた(笑)。
よっ、助さん!!


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力石徹が亡くなった。
短期間に行われた極端な減量により体が弱っていたことと、第6Rでジョーが頭部に打ったパンチで吹っ飛んだ力石が、ロープに頭を強かに打ちつけたことが、死因となった。

拳で心を語り合える唯一無二の同士を失くしたジョーは、ショックで繁華街をさまようが、やはり自分にはボクシングしかないと丹下ジムに戻ってくる。試合で勝利を重ね、プロボクサーとして見事な復活を遂げるが、無意識の内に頭部への攻撃を避けていた。そんなジョーの欠陥を、本人にも周囲にも気付かせてはならぬと、丹下ジムの面々(丹下のおっちゃんマンモス西)は気を張る。だが、周囲では「ジョーと戦った選手は亡くなったり、ボクシング生命を絶たれたりしている」と、ジョーを潰すための不穏な動きがあった。

タイガー尾崎との試合中に、相手側の陰謀に気付いたおっちゃんは、リングにタオルを投げ入れ、試合を放棄した。矢吹丈、初めての負け試合となった。
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……ということで、今、私がもっともハマってるアニメ、『あしたジョー』だ。ご紹介したのは、今日までに私が見たアニメ版のお話(GyaOで毎日配信中)。遅れて漫画も読んでるけど、細かいところが違うので、あえてアニメ版とお断りする。

■ジョーって、天才!

初めて丹下のおっちゃんからボクシングの指導を受けたのは、鑑別所の中で受け取ったハガキだった。その内容こそ「あしたのために(その1) =ジャブ=」。「やや内角を狙いえぐりこむように打つべし! 打つべし!」。

こんな文章なのに、読んだだけでそれを実践することが出来ちゃったりする。「その3」はおっちゃんに体を打たれてコツを体得しちゃうし、「その4」以降の防御の方法なんて、おっちゃんによるシカト攻撃で覚える、というよく分からなさだ(気になった人はアニメを見るように)

また、教えられなくても一目見ただけで、相手の喧嘩の実力に見当がついちゃうところなんかは、おっちゃんでさえ、驚いてた。

また、天才なのは喧嘩に限ったことじゃない。大金を集める計画を立てて、実際にせしめちゃったり(これで少年院に送られることになったのだが)、慰問に訪れた劇団の舞台を一目見ただけで、演目が「パリのせむし男(ノートルダムの鐘)」だと分かって、出演者の白木葉子に「あんたにゃ不向きな役」と言い捨てるあたり、どこでその物語を知ったんだーーー?!と吠えてしまった。

※漫画では葉子の演じたエスメラルドの性格とストーリーが、歌とダンスで紹介されてた。それなら、まあ、納得。

■「あっちょんぶりけ!」と思ったシーン。
「ありえん!」と笑い転げてしまったシーンがある。少年院から逃亡を図ったジョーの、その逃亡方法だ。
ジョーは、何十頭もの凶暴な豚を一斉に放ち、その混乱に乗じて逃げようと計画する。荒くれ馬にまたがるロデオよろしく、ジョーはその中の一頭にまたがり、奇声を発しながら中央突破しようとする。豚……ってまたがれるの? もしや、あの猛々しさはイノシシでは? ありえない図に思えてしょうがないのデスガ。

しかも、力石は見事なフットワークで、突進していく豚の波を見切り、ジョーに近づいてパンチをお見舞いし、豚ともども吹っ飛ばす。……スゴい。スゴすぎるぞ、力石

それにしてもアニメ版の力石って、つぶらな瞳なのに三白眼なのが、なんかコワイよね。登場するときは必ずテーマソングを流すし。

♪ 書け名前を~ トオル・リキイシ (「力石のテーマ」より)

なぜに、英語みたいに名前からなの??

■2人の対決、本当はどうなるはずだったの?

ジョー力石の戦いは、試合は力石が勝利したが、その試合直後に力石は倒れ、二度と立ち上がることがなかった。……というのが、アニメでも原作の漫画でも共通の重要なストーリーだ。

んが、しかし。
漫画を担当したちばてつやさんは、「あれは打ち合わせ不足を痛切に感じたミスだった。力石という名前から、大柄でことさら大人っぽい人物をに作画してしまった。およそジョーのいるバンタム級の体格ではなかった。ジョーと同じリングで戦わせようと考えてた梶原一騎(=高森朝雄)さんは、その絵を見て困り果てて、いろいろ考え悩んだ末に、力石に減量をさせた」と言う。

じゃあ、最初はどんなラストが用意されていたんだろう?